平安美人☆
稽古場では源氏物語や平安時代に関する資料を集めていて、空き時間に読んだりレンタルすることができます。
平安時代の生活は、知れば知るほど面白いです。
仕事、屋敷、食事、衣裳、恋愛、結婚…。
ハ~私この時代を生きていけるかしら。
平安に生きる女性たちは本当に大変です。
当時の美人といえば、身の丈に余る豊かな黒髪、美しい重ね色目の十二単、お香、そして和歌や習字、雅楽といった教養、身につけるべきことは数えきれません。
その中でも今日は平安のメイク方法をご紹介します☆
以下、「あさきゆめみしPerfectBook」より抜粋↓
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今も昔も化粧は眉毛の手入れから始まる。
まず、眉は全て毛抜きで抜く。剃るより抜いたほうが白粉のノリが良い。
キレイになるためには、少々痛いのは我慢する。
白い頬に黒髪がはらりと落ちる趣が大事。
鉛の入った白粉を刷毛できっちり塗りこめる。
「翠黛」と呼ばれる眉を黛で額にくっきり描き、歯は鉄で黒く染める。
お歯黒は色の白さを際立たせるため。
口を小さく見せるため、紅花の汁で唇の中央をちょこんと赤く塗る。
これで雅やかな平安美人の完成。
たとえ見せる相手がなくても、毎日フルメイクが女のたしなみ。
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誰にも会わない日に化粧なんかしたくないよ!
平安時代の貴族の寿命は35~40歳と短命です。
運動不足や栄養状態の悪さも問題だったようですが、白粉に水銀や鉛を使っていたためという説も。
女性たちは命を削ってお化粧していたんですね~。
いや~ムリムリ。
あ、ちなみに『Woman~源氏物語より~』ではここまで本格的なメイクは致しませんので、ご了承下さいませm(_ _)m
っていうかされても嫌ですよね…☆