さて問題です☆

むかしむかしあるところに、数学を近隣諸国に輸出している国がありました。
この国ではこれといった資源が無いため、国民の“頭脳”を輸出するしかありませんでした。

当然、王様も大変な数学好きでした。
あるとき、王様は王国の監獄へと出かけ、三人の囚人を中庭へと引き出して言いました。

「お前たち、ここに三つの白い帽子と二つの黒い帽子がある。
余が適当に選んでお前たちに被らせてやろう。
しかし、自分の頭に乗った帽子は見ることが出来ない仕掛けがしてある、よいな。」

「はい、わかりました王様。
で、あっしらはどうなるんですかい?」

「自分の帽子が白ならば逃げてよい。
しかし、もしも黒い帽子を被っているのに逃げてしまった者はただちに処刑する、よいな。」

「ありがてえこってす王様。そのお慈悲に感謝しますです。
無論、お互いに確かめ合ってもいいんでがしょ?」

「とんでもない、自分以外の者の帽子を見ることは出来るだろうが、お互い口を利いてはならぬ。」

囚人たちの不安そうな顔をよそに王様は、慈悲深くも三人全員に白い帽子を被せてやるとすぐさま、黒い帽子を隠してしまいました。

帽子を被らされている間、目隠しをされていた三人の囚人たちでしたが、王様の合図でその目隠しが一斉に外されました。

監獄の中庭に立ち、お互いの頭の上に乗っている帽子をみた彼ら。果たしてその後どうしたでしょうか?

イ 誰も逃げなかった。

ロ 一人逃げた。

ハ 二人逃げた。

ニ 三人全員が逃げた。

さてこの四択の中から一つを選んで、尚且つその理由を論理的に説明してください。

以上です。

友達に宿題として出された問題ですが、私は未だ考え中…。
閃きが重要な頭の体操が多い昨今、この問題はトコトン論理で答えが出るそうです。

じっくり考えるのがお好きな方、ぜひご協力下さいませ☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA