オルセー美術館その2☆
パリお散歩旅日記その4(2)。
オルセー美術館の続きです♪
オルセーでつくづく実感したのは「本物の質感」ということ。
美術館には、今まで本やテレビやポスターなどで見てきた名だたる画家たちの有名な作品が、ズラリと並んでいます。
ある意味では見慣れた作品たちですが、それはあくまで写真で、遠い世界の風景でした。
実際に本物を前にした時、今まで感じていたその絵のイメージとのギャップに驚きました。
描かれた人物たちの息づかいや、匂いや質感、温度や声、空気の感触まで、ダイレクトに伝わってくるのです。
絵から溢れるように、あるいは滲み出るように、時にはひっそりと、そこに存在する画家の想い。
すごい。
やっぱり本物ってすごい!!
まずはルノワール作「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。
これもよく知っている絵ですが、全然違いました!
モンマルトルの丘に開店したダンスホールで踊る、楽しく陽気な若者たちを描いた絵。
みんな今にも動き出しそうです!
軽快に流れる音楽や、人々の雑踏が聞こえてきそう!
木々の間からこぼれ落ちる陽光の暖かさまで感じられます。
膨大な量の作品があるので、好きな作品だけ立ち止まりじっくり堪能して、あとはガンガン進んでいくことに。
そうすると、自分の好みがハッキリ分かります。
知らない絵でも興味を惹かれて吸い寄せられる作品は、大抵同じ画家。
私の場合、ルノワールやドガ、モネ、シスレー、ピサロ、モローなどなど。
実をいうとゴッホはそんなに好みではないのですが、やはりその迫力には圧倒されました。
ゴッホの部屋に入った途端、空気が重くなり息苦しさを覚えます。
それだけ作品の持つエネルギーが強いのです。
いや~、すごい。
すごい、ばっかりだな(笑)
次はドガ作「小さな踊り子」。
貴族生まれのドガは、華やかな社交の場であったオペラ座へ自由に出入りでき、盛んに踊り子たちを描きました。
この彫刻は、絵を描く上で生命感とフォームの参考にするために作ったものです。
可愛い~♪
発表時には蝋で肉付けされ、本物の毛髪とチュチュとトゥシューズを身に付けていて、「恐るべきレアリズム」と反響を呼んだとか☆
あ~、ご紹介していくとキリがないです!
モネの「ルーアン大聖堂」やピサロの「赤い屋根」、モロー「オルフェウス」、セザンヌ、ゴーギャン、スーラ…。
語りたいことは山ほどありますが、本当にキリがないのでこの辺で。
こちらはとにかくゴージャスな、祝典の間。
きらびやか過ぎて、目がチカチカします。
ひょえ~(☆o☆)