ルーヴル美術館その5☆
パリお散歩旅日記その10(5)。
ルーヴル美術館、今度はイタリア絵画です。
私が絵画に興味を持ったきっかけは、10歳の時のイタリア滞在でした。
ルネッサンスに嵌まってダ・ヴィンチやミケランジェロを勉強しつくした時代を経て、今は専らフランス絵画のファン。
当時の私なら狂喜乱舞したであろう名作揃いのルーヴルのイタリア絵画階を、ほぼ素通りしました(笑)
だってこうして様々な絵がドッサリあると、自分の好みが本当にハッキリ分かるのです。
今はイタリア絵画より、断然フランス絵画。
そしてきっと戻ることはないな。
なんて言いつつ、ちゃっかりミーハーなところは押さえましたサ。
ご存知『モナリザ』です。
いや~いくらダ・ヴィンチマニアの時期は過ぎたと言っても、やはりコレは別格です。
すごい。
気品?神秘的?
なんと表現したらいいのか分からないくらい、不思議な魅力。
あまりに有名な絵ですが、向かい合って改めて驚きました。
謎の多い『モナリザ』。
解明されていないことは沢山ありますが、ただ一つ私に言えるのは、ダ・ヴィンチは間違いなく彼女を愛していたということ。
特別な想いなしに、描けないですよ!こんな絵!!
そして同じくダ・ヴィンチの『岩窟の聖母』。
実はこの絵を実演したことがあります(笑)
Steps Musical『ヴェローナ物語』のお稽古で、キューピッド&銅像のポーズを研究していた時、コレ、やってみたのです。
もちろん却下でしたが☆
本物を前にして、何だか妙な親近感が…(笑)
最後に一つだけ彫刻をご紹介します。
『サモトラケのニケ』。
力強い美しさに、目を奪われました。
ロードス島海戦の勝利記念に、サモトラケ島に作られた女神像。
発見された時は118の断片に砕かれていましたが、修復され今ここに生きたニケとして君臨しています。
体の隅々まで勝利の喜びがみなぎっていて、頭はないのに、今にも飛び立ちそうな錯覚を覚えます。
魂を吹き込まれた彫刻って、こんなに力強いんだな。
もちろん他にも『ミロのヴィーナス』や、ミケランジェロの『奴隷』などなど堪能しました。
ダイジェスト版ルーヴルもこれでお終い。
名作を見すぎてさすがにお腹いっぱい、飽食気味です。
今度は1週間くらい入り浸ってじっくり廻りたいなぁ★