ドラクロワ美術館☆
実は未だに続いております、パリお散歩旅日記その15。
あとちょこっとなのでお付き合い下さいませm(_ _)m
ドラクロワ美術館でございます♪
今まで散々ドラクロワについて語ってきたのに、またドラクロワでごめんなさい。
だって好きなんだもん。
ドラクロワ美術館はハズせないでしょ○
サン・ジェルマン・デ・プレの街に紛れて、隠れるようにひっそりと佇むドラクロワ美術館。
パリで一番小さな広場、フュルスタンベール広場(なんて可愛い広場なの!)が目印ですが、分かっていても見過ごしてしまいそう。
国立美術館と言ってもここは作品数は少なく、ドラクロワが晩年を過ごした家が開放されているのです。
日記や遺品、家具などが残っていて、彼の生活ぶりを偲ぶことができます。
2階の寝室には、ドラクロワが描いた家族や親族の肖像画が並んでいます。
ポートレートの中で私が惹かれたのは、「ジェニー・ルギュー」。
30年に渡りドラクロワの世話をしていた女中さんです。
生涯独身だったドラクロワの最期を看取ったのも彼女。
この部屋で、息を引き取ったんだなぁ。。。
狭い階段を降りると、静かな庭に木漏れ日がさしています。
彼が描くダイナミックな大作からは想像できない、素朴で心落ち着く小さな庭。
ドラクロワはこの庭が好きだったそうです。
作品は劇的だけれど、質素で堅実な暮らしぶりを愛したドラクロワらしいな。
庭のベンチから見たアトリエです。
アトリエに入ってまず目に飛び込むのは、パレット。
以前見たごちゃごちゃのモネのパレットとは対照的に、きちんと絵の具がグラデーションで並べられています。
本当に、几帳面な彼らしい(笑)
ここからあんな作品が生まれるなんて☆
ドラクロワが設計したアトリエは、真四角の部屋。
庭が見下ろせる大きな窓が印象的です。
あ、見つけた、「サルダナパロス王の死」。
本物はルーブル美術館なので、ここにあるのはもちろんデッサン。
この作品については前にたっぷり書きましたが…
ドラクロワ独特の残虐性や物語性、グロテスクな妖しい魅力がまだこのデッサンにはなくて、何だかフワフワした柔らかい絵でした。
可愛い「サルダナパロス」見ちゃった○
こちらは「ロミオとジュリエット」です。