トロイラスとクレシダ☆

山の手事情社公演『トロイラスとクレシダ』を観に行きました。
大学時代の同期、植田麻里絵ちゃんが出演しています。

山の手事情社、ご存知でしょうか?!
演出家の安田雅弘さんを中心に〈演劇の現代詩〉とも形容される独自の舞台作品を作り続けている劇団です。
その表現方法が、前衛的とでも申しましょうか、本当に独特なのです☆

私が初めて山の手事情社と出会ったのは、大学の卒業公演でした。
客員演出家としていらした安田先生に〈山の手メソッド〉を教わり、『平成・近松・反魂香』という作品を上演しました。

この〈山の手メソッド〉、初めは訳が分からず頭がこんがらがるばかりで、七転八倒しながらの苦しい稽古でした。
でも学生時代にこういう経験ができたことはなんて幸せだったんだろうと、今更ながら感謝が込み上げます。

ついでなのでその面白い表現方法をご紹介しちゃいます!
〈四畳半〉という演技スタイル。

「俳優は重心をずらして立つ」
「イメージ上のせまい通路を動く」
「せりふは舞台上の誰かに語り、その際は語る人も受ける人も止まる」
「それ以外の人はスローモーションで動く」

…言葉で言われても、意味不明ですよね(笑)
普通の芝居では考えられないルールですが、山の手事情社の舞台を一度でもご覧頂ければ、この意味がよ~く分かると思います!

さて、本日観劇した『トロイラスとクレシダ』。
久しぶりの山の手事情社の、更に洗練された舞台、食い入るように見つめてしまいました。
うぅ…あぁ…感激…(>_<) 面白かった~!!
ホントに本当に良かったです!!

昔お世話になった倉品さんや浦さんがベテランメンバーとしてご活躍されていて、何だか涙が出そうでした。

同期の麻里絵は、卒業公演では山の手チームではなかったにも関わらず、卒業後に研究生となり今では劇団員。
綺麗だったなぁ♪

夏の終わりに蜷川幸雄さん演出の『トロイラスとクレシダ』を観に行きましたが、また全く違うトロクレでした。
見れて良かった〇

東京芸術劇場シアターウエストにて、10/28(日)まで!
今からチケットを取るのは難しいかもしれませんが、超超オススメです☆

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