登山日記7☆大の字
そろそろ山小屋に別れを告げて、下山の時間です。
しらびそ小屋のお父さん、お母さん、本当にお世話になりました。
薪ストーブの暖かさだけでなく、何より人のぬくもりに触れて素敵な時間を過ごすことができました。
絶対にまた来ます!
登りよりも足取り軽く、ぐんぐん下っていきます。
雪の上で念願の、大の字♪
急斜面では、尻餅をついたまま滑り台のようにピュ~!
気持ち良すぎる☆
動物の足跡をたくさん見かけました。
ウサギやキツネ、タヌキの他に、ニホンジカやテンもいるそうですよ。
登りはあんなに大変だったのに、あっという間に登山口まで下ってしまいました。
寧ろもっと歩きたかったなぁ♪
でもとにかく、無事に下山できたことに感謝です。
帰り道に温泉へ寄り道しました。
秘境の湯、稲子湯さん。
ツララが怖い(笑)
硫黄の香りただようお風呂で、芯から温まりました。
ほぅ~~~=3
温泉の後は、やっぱりビールとお蕎麦でしょ。
山菜そばと、自家製のお漬け物も絶品でした。
タクシーで松原湖駅まで行き、また電車に揺られて東京へ。
あぁ、帰りたくないよ~(>_<)
本当に本当に楽しい一泊二日の雪山でした。
初めての八ヶ岳、初めての山小屋、初めてのスノーシューと、かけがえのない経験になりました。
小屋の方々はもちろん、すれ違う人たちも、山で出逢う人はみんな温かい人ばかりです。
手袋を一瞬外しただけで指先がかじかんでしまうくらいの極寒だけれど、心はポカポカ♪
今度は天狗岳に登りたいし、他の山にもどんどん挑戦していきたいな☆
実はこの日、私たちの頭上をヘリコプターが飛んでいきました。
もしかして救助ヘリ?と思っていたら…
八ヶ岳連峰横岳で下山中の女性が低体温症にかかり亡くなられたと、後で知りました。
同行していた男性2人も凍傷とのこと。
山は面白いけれど、常に危険と隣り合わせです。
時には引き返す勇気も大事だし、適切な判断をするためにも山の知識が必要です。
自分の命は自分で守る。
当たり前のことだけど、それが一番大切なのだと山小屋の皆さんに教わりました。
亡くなられた女性のご冥福と、男性お2人の回復をお祈り申し上げます。
私の山登りはまだ始まったばかり。
肝に命じて、一歩ずつ進んでゆきます〇