ルーヴル & サン・ジェルマン
本日のパリは粉雪がちらついて、とても冷えます
朝食は、昨夜買っておいたバゲットをパン・ペルデュにしてみました。美味しくできた
まずはルーヴル美術館へ。
いつもならルーヴルまで歩くのですが、寒いからメトロ乗っちゃう。
ルーヴルのピラミッド。
みんな大好き、サモトラケのニケ。
有名な作品や、自分好みの作品は既に何度も見ているので、今日は少し違った作品巡りを。
その中から3枚の絵をご紹介します。
「キリストの埋葬」
ティツィアーノ30代前半の頃の作品。
イエスが十字架から下ろされ墓へ運ばれる場面を描いています。
画中の核となり、作品に緊張感と悲愴感と与えるのは使徒ヨハネ。
赤い服のニコデモと、髭を生やしたアリマタヤのヨゼフ、彼ら2人の尽力でイエスの亡骸は埋葬されました。
左は老いた聖母マリアと、彼女をいたわるマグダラのマリア。
「手袋の男」
同じくティツィアーノ作。
若い理知的な明晰さ、まだ人生の苦しみも悩みも刻印されていない整った顔。
青年の肖像画として、謎を持たない深みをこれほど豊かに描いた画家はいないと三島由紀夫は語っています。
「聖母の死」
短気で喧嘩っぱやく暴力事件を繰り返しては逮捕されていたカラヴァッジョの作。
本人が問題児なら作品も、聖母を描いていながら極めてリアルな人間の死の様相に驚かされます。(娼婦の溺死体をモデルにしたとの噂も)
発注した教会が買取りを拒否するのも無理ないけれど、傑作には違いありません。
ルーヴルの本屋さんで、谷口ジローさんの漫画を発見
さて、ルーヴルを後にしてカルチェ・ラタンへやって来ました。
どうしても食べたいものがあるのです。
老舗ブラッセリー・バルザールにて
念願のオニオングラタンスープ!
とろ~りチーズがたっぷりで美味しゅうございました
ケーキは別腹なの
腹ごなしにサン・ジェルマンを散策。
カフェ・プロコープでロベスピエールに出逢ったり、
ル・プチ・プランス(星の王子様)のお店をチェックしたり、
ダ・ローザでお気に入りのレーズンチョコを買ったり、
ルイーズでカール・ラガーフェルドのブローチを見つけたり。
サン・ジェルマンは歩くだけで楽しいです
Allez viens, viens, viens à Saint-Germain