秩父遺跡巡り

お天気のいいオフ、山に登ろうと秩父まで足を伸ばしました。
結局登山はしなかったのですが、その珍道中を綴っていきたいと思います。

 

電車を乗り継いで辿り着いたのは、秩父鉄道の親鼻駅。
長閑な無人駅は、時の流れがゆったり感じられます。

 

線路脇のポピーがとても綺麗。
秩父はどこを歩いていてもお花に出逢えて、心も色鮮やかに♪

 

 

萬福寺さんにお邪魔します。

 

こちらはツツジが見頃ですね。

 

 

さて、蓑山の登山口までやってきました。
ここから登るぞ!!と思っていましたが…

 

登山口の標識には、たくさんの【クマ出没注意!!】の看板。
もちろん事前に調べてきたし、熊除けの鈴も持参していますが、ネット情報より熊の目撃がかなり増えているみたい。
熊被害のニュースも多くなっているから怖いなぁ。
「絶対に一人で行動しないでください!!」って書いてあるけど、オイラ一人だよ。。。

 

怯むものの、3時間かけてここまで来たしな…と、とりあえず登り始めました。
登山口からすぐ木々に囲まれ、山深い雰囲気。
普段なら新緑の美しさにテンションが上がるところですが、見通しが悪く、いつどこから熊が現れるか分からない。

 

いや怖い怖い怖い!!
この恐怖を抱えたまま3~4時間(休憩含む)の行程を歩いたとして、ちっとも山を楽しめない。

 

早々に諦めて引き返しました。
今日ここで死ぬ覚悟はできてないもん!!

 

登山口へ戻り、さてここからどうしよう。
この辺りの観光を調べてみるも、いちご狩りやラフティングは一人じゃちょっと寂しいな。
そうだ、歴史好きだし、遺跡巡りをしよう☆

 

 

グーグルマップ先生のお導きでまずやってきたのは、大塚古墳です。
体が動くうちは登山したいけど、老後は全国の古墳を巡るのが夢なんですよね私。

 

大型円墳で、埋葬施設は両袖型の横穴式石室。
築造時期は古墳時代終末期の7世紀前半(第2四半期頃)、この地域にたくさんみられた古墳群のうちの一つで、秩父地方最大の切石古墳だそうです。

 

墳頂に祭られた小祠をお参りした後、周濠をひと回り歩きました。
お墓なのでどこか厳かな空気。
でもお向かいにはカラフルな遊具があり、子供たちの遊び場なのだろうな。

 

 

次に向かったのは、聖神社
和銅がここ黒谷で発見され、奈良の都へ献上されたのは慶雲5年。
これを喜んだ元明天皇は年号を和銅と改め、国を挙げてお祝いし「和同開珎」を発行しました。

 

コロナ禍では使えなかった手水所も大分復活してきましたよね、嬉しい。

 

和同開珎は日本で最初に鋳造、発行された流通貨幣。
聖神社は「銭神様」と呼ばれ親しまれているそうですよ。

 

続いて実際に銅が産出された「和銅露天堀り跡」を目指します。
飛ぶ鳥よりも速く毎日都へ和銅を届けた“羊太夫の伝説”など、様々な逸話が残る和銅遺跡です。

 

実はこの山道は、登山するはずだった蓑山のラストの行程でした。
蓑山の最初と最後だけ、登山気分を味わうことができました。

 

和同開珎のモニュメント、でっか!!!

 

こちらが自然銅ニキアカガネの堀り跡。
地質学上では「出牛ー黒谷断層」といわれる断層面の一部が露出した状態で、和銅山頂から麓を流れる銅洗堀まで幅約3mのくぼみとなって残されています。

 

思いがけない秩父遺跡巡り、本日はここまで。
秩父鉄道の親鼻駅→皆野駅→和銅黒谷駅間を歩いたことになり、万歩計も充実です○

 

 

趣のある和銅黒谷駅。

 

駅のホームにも和同開珎が。

 

良い眺め☆

 

貨物列車も何だか風情がありますね。

 

 

炎天下を歩いて汗をかいたので、お気に入りの中華屋さんで塩分補給。
麻婆が有名なお店ですが、今日は四川風担々麵。
美味しゅうございました○

 

登山はできなかったけど、とっっっても面白い休日となりました♪

 

 

 

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