山頭火の妻

劇団まほろば「山頭火の妻〜白い道〜」を観に行きました。
大学の20年以上先輩であり、登山の先輩でもある井上文彦さんがご出演。

 

 

種田山頭火は、明治から昭和にかけて、自由律俳句の俳人として多くの句を残しました。
夫の酒癖や奇行、借金などに振り回されながら一人息子を育て、夫に援助し続ける妻・咲野の一生を描いた物語。

 

素晴らしい作品でした。
妻の咲野役は、1時間半ずっと出ずっぱり喋りっぱなし。
進行役として語りや独白、ほぼ一人芝居。
本当に大変な役だと思いますが、主演の女優さんの芸達者なお芝居に引き込まれました。

 

 

井上さんは山頭火役。
世間から逃れ、酒を愛し、自由を愛し、行脚の旅をしながら俳句を作り続けた山頭火。
本人なりに芯が通っているのだろうけど、いるよね、こういうどうしようもない男の人。
才能と引き換えに、世の中を生きづらい人。
そのリアリティが凄かったです。

※井上さんご本人はとてもとてもしっかりされている方です。

 

なんだか横山さん演出「母さん」という作品の主人公、サトウハチローを思い出しました。

 

本当にお疲れ様でした。
素晴らしい舞台をありがとうございました!

 

 

井上さんは横山さんの同級生。
そのご縁で登山をご一緒させていただいた時のお写真☆

 

今度は寄席にもお伺いしたいです♪

 

 

 

 

✽本日のお着物✽

 

ちょっと早いけど、もう夏着物の気温ですね。
いただきものコーディネート。
夏着物の手持ちが少いなと思っていたところ、上等なお品をたくさん譲り受けました。
ありがとうございます♡

 

若草色の足袋と、夏に大活躍の下駄。

 

 

 

 

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