マルモッタン美術館☆

パリお散歩旅日記その5。
マルモッタン美術館でございます♪
(例によって趣味丸出しの日記なので、興味のない方はトバして下さいね)

モネファンなら絶対に見逃せないこの美術館。
元々は19世紀の貴族マルモッタンの邸宅でした。
マルモッタン親子が収集したコレクションに加え、モネの息子や縁の人たちから100点余りの作品が寄贈され、今では世界で最も多くモネ作品を収蔵する「モネ美術館」となっています。

私の敬愛する画家の一人、クロード・モネ。
彼は本当に、天才だと思います。
光と水の魔術師。

マルモッタンではまず「印象・日の出」が迎えてくれます。
本物だ…。
何だかもう、本物に出会えただけで感激です。
太陽の鮮やかなオレンジ色が心に響いて、胸がいっぱい。
なんて美味しそうな、太陽☆

今でこそ有名ですが、発表当初はかなり酷評された絵です。
当時の批評家が侮蔑的な意味で「これは未完成、ただの印象を描いたに過ぎない」と言ったのが、後に「印象派」と呼ばれるようになった由来だとか。
何事も、新しい世界へ足を踏み入れるのは大変なことですね。

モネといえば、きっと真っ先に思い浮かべるのは「睡蓮」ですよね。
パリでは(というか世界中?)どこの美術館でも睡蓮に会うことが出来ます。
そんなにたくさん描いたのかしら?と思うと、その通り。
86歳まで生きたモネは多くの作品を生み出し、特に睡蓮は200点以上も描いたそうです。
マルモッタン美術館には、様々な時代の睡蓮が並んでいます。

晩年モネは白内障を患い、混濁していく目で睡蓮を描き続けました。
視力を失っていく不安との闘いと、睡蓮への愛。
その葛藤が痛いくらいに伝わってきます。

睡蓮の形が溶けて、最早何を描いたのか分からないキャンパスは、まるで色彩の絨毯。
もう色も形も見えないモネは、パレットに置いてある絵の具の順番を頼りに、色を選んでいたのだとか。

それでも繰り返し塗り重ねられた絵の具の層や、力強く生気に満ちた筆遣いは、光を失った80歳の老人の作品とは思えません。
やっぱり、すごい。

マルモッタンでは、もう一つ特筆すべきことがあります。
繰り返し映写機が回っている、小さな暗い部屋がありました。
ハンモックのような椅子に体を深く沈めて眺める映像は、空から撮ったパリの街。
「PARIS VU DU CIEL」。

素敵~♪♪
本当に素敵な映像なんですよ!
分かっていたことですが、パリって綺麗…☆
BGMには心地よいシャンソンが流れ、あまりの気持ち良さに眠ってしまいそう。
「Av.des Champs-Elysees」だけ何故か日本語でビックリ!
フランス人が歌う日本語の、お~シャンゼリゼ~♪
オシャレ(^_^)v

このDVD絶対欲しい☆と思いましたが、残念ながら販売はしていないとのこと。
代わりに写真集をGetしました◎
パリの街の様々な表情がたっぷり堪能できるこの映像だけでも、一見の価値アリです(^_^)v

帰り道、美術館のお向かいにある広大なラヌラグ庭園の中で、作家ラ・フォンテーヌの像に出会いました。
彼が書いた、こんな寓話をご存知でしょうか。

ある森の中、キツネはカラスがくわえたチーズが欲しくてたまらない。
そこでカラスを誉めたてる。
「なんて男っぷりがいいんでしょう」
有頂天になるカラスに、キツネはもう一言。
「もしあなたの歌がうまければ、それこそ鳥の王様だ」
すっかり有頂天になったカラスが大きな口を開けたとたん、チーズは落ちてまんまとキツネのものとなる。

おべっかを言う人には気をつけろ、という含蓄のあるお話。

私もキツネと一緒に、チーズを狙ってみました★

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