登山日記16☆富山~前編~

梅雨の晴れ間の登山、第二弾です。
オフがとれるとつい山に向かってしまう(笑)

今回は「里見八犬伝」と切っても切り離せない、千葉県は南房総市の富山(とみさん)へ

内房線の岩井駅まで、各駅停車に揺られて行ったら遅延の影響もあり4時間くらいかかりました。
隣県なのに、けっこうな旅ですな

駅を出ると早速、この地を舞台にした名作「南総里見八犬伝」にちなむ伏姫と八房の像が迎えてくれました。
これからこの伏姫に会いに行きます

陽射しの中を登山口に向かって歩いていくと、道の両側に田んぼが広がります。
まだ山麓にも着いていないのに、既に超楽しい

綺麗なお花も咲いていましたよ

なんか生ってる!グレープフルーツくらいある大きな実ですが、何だろう

さて、遊歩道を沢沿いにしばらく歩くと、伏姫籠穴への入り口が現れました。

うっそうとした森の中に続く階段を登っていきます。
昨日の雨が残りツルツル滑るので、慎重に一歩ずつ…

伏姫は里見義実の娘で、里見八犬士の母となった人です。
義実の愛犬・八房は敵将を打ち取り、その功績で伏姫と共にこの富山の洞窟に籠ります。
懐妊した伏姫が息絶える瞬間に、数珠から八つの玉が飛び散り、その玉が仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の霊玉を持つ八犬士となって活躍するお話。

洞窟への階段は狭すぎて、何やら荘厳な雰囲気です。

伏姫と八房、そして八犬士の魂が眠る籠穴。
梅雨の湿った空気が神秘的なムードをいっそう濃くしているような…

とても幸せとは思えない伏姫。
もちろんフィクションですが、本人にとってはどんな人生だったのかなぁ。。。

~中編につづく~

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