ピカソ1932

本日のパリ散策は、マレ地区。

ピカソ美術館へ行きました。
長い間改装のためクローズしていて縁がなかったのですが、前回パリへ来た時に初めてリニューアル後のピカソ美術館を堪能することができました。
ジャコメッティとのコラボ企画を興味深く鑑賞したのを覚えています。

現在は「ピカソ1932~エロティックな時代~」という特別展を開催中。
ピカソが意欲的に作品を創作した1932年に焦点を当て、この充実した1年間の作品や出来事を1月から12月まで時系列に沿って日記のように振り返ることができます。

1932年のピカソは、最初の妻オルガ・コクラヴァとの間に息子がいましたが、作品の多くは愛人マリー・テレーズをモデルにしています。
2人が出逢った時マリーは17歳、ピカソ45歳。
1935年マリーとピカソの間に娘が生まれてすぐ、ピカソは次の愛人ドラ・マールへと興味を移していて、その後も妻の座は入れ替わっていく訳ですが。
ピカソに関わった女性たちの最期は自殺が多く(オルガ、マリー、最後の妻ジャクリーヌも)、女を狂わせる男だったのですね~。
それだけピカソに魅力があったのかな、私なら絶対嫌だけど(笑)

でも作品はやはり素晴らしいから手に負えません。
代表作「夢」は、目を閉じて微笑むマリーにピカソがキスしているところ。

この頃は数日おきに作品を完成させていて、そのエネルギーに驚かされます。

「赤い肘掛け椅子に座る女」

「鏡の前の少女」

一番上の絵が、ピカソの自画像です。

ルイーズと一緒に。

ピカソは年代によって画風が全く変わるのでその遍歴が面白いのですが、こうして1年間に特化して見るのもまた違った面白さがありました。

ピカソ美術館のすぐ近くにあるサン・ドニ・デュ・サン・サクルマン教会へ寄り道しました。

ドラクロワの壁画「ピエタ」は残念ながら修復中で見られず。
こちらはイエス誕生の場面を再現した「クレッシュ」です。

アップルパイが有名なパン屋さん、ポワラーヌでランチ。
大きなショソン・オ・ポム、美味しくてペロリと平らげました

お気に入りの雑貨屋さん、メルシーを覗いて~

コントワー・デ・コトニエでお買い物。
今の時期パリはセール中なので70%オフは当たり前!
え、2点以上で更に15%オフ?
色々と試着した末、選びきれなくて3点買っちゃいました

フランスのセールは「Solde ソルド」と言い、夏と冬の年2回。
なんと国の法律で決まっていて、毎年9月下旬辺りに国のwebサイトで公表されているのです。

ついでにここで豆知識、フランスのソルド日程の取り決めをご存知でしょうか?
基本的に夏のソルドは6月の最終週の水曜日から、冬のソルドは1月の第2週目の水曜日からスタート。(第2週目の水曜日が12日より後であれば、前倒しで第1週目の水曜日からスタ-トします)
今年は1/10(水)~2/20(火)まで。

フランスではソルドの規定により、ソルドの始まる1ヶ月前から店頭に置いてある商品でないとソルドに出来ません。
言い換えると、ソルドの時だけの安売り専用商品がないということになります。
反対に売れ切れ御免で追加できません。

期間は1ヶ月以上と長く、値引率は段々と高くなるので、在庫と値引率との駆け引きがポイント!
この期間のフランス、オススメです

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