ルイ・ヴィトン美術館

2014年ブローニュの森にオープンしたルイ・ヴィトン美術館 Fondation Louis Vuitton へ足を運びました。
ルイ・ヴィトン美術館といっても、あのロゴの入ったバッグが展示してあるわけではなく(笑)
ルイ・ヴィトン財団が出資して建てた現代アート美術館です。

パリ西側の大きなブローニュの森には、約18万㎡(東京ドーム4個分)の敷地を誇るアクリマタシオン庭園があります。
アトラクションや動物園、飲食店などが揃い家族連れで賑わうスポットに、更にこの美術館が併設され、パリの代表的なモニュメントの一つとなりました。

メトロのレ・サブロン駅から歩くことも出来るようですが、この炎天下…
凱旋門から15分間隔で出発しているシャトルバスに乗ることにしました。
このシャトルバス、片道€1と激安なのはいいけれど完全予約制。
今回のパリ旅で痛感したのは、今時すべてネット予約が必要で、窓口でチケットを買う時代は終わったのネ。

という訳で前日の夜、ネット予約でシャトルバスと美術館のチケットをクレジット払い。
(フランス語のHPでも、グーグル先生の翻訳機能を使って割と簡単に買えます。ゴッホの時の二の舞は踏みたくない)
運転手さんにスマホ画面を見せ、可愛いバスに乗り込みました

16区の高級住宅街からブローニュの森へ入り暫く走ると見えてきたのは、風で帆を膨らませた船のような大きな建造物。

既にこれが現代アート
設計はフランク・ゲーリー、3600枚のガラスと19,000枚のダクタル板を使い”ガラスの雲”を具現化したものだそうです。

外観が奇抜なら、館内もこれまたユニークな造りで面白い。

11部屋のギャラリーは、広々としてとても見やすいです。
この期間は1960年代からのアーティスト23名の作品を展示しています。

中にはいまいち理解が追いつかないものもありますが、それはそれで楽しい
…黒く塗っただけ??

一室だけ行列のできている部屋があり、プレートを確認すると”YAYOI KUSAMA”。
草間彌生さんは人気なのね!と最後尾に並びました。
やっと中へ入ると、何じゃコリャー

「無限の鏡の部屋:ファリスの平原」。
4人くらいしか入れない小さなギャラリーなのに、全面の鏡で人が沢山いるように見えます。
足元には無数のドットのニョロニョロ。

時間が来るとスタッフさんの合図で人を入れ替える、というシステムでした。
だから並んでいたのか。

屋外テラスに出て、ちょっと気分転換。
アクリマタシオン庭園はもちろん、緑豊かなブローニュの森、その先には360度パリの街が見渡せます。

それにしても、よくこんな複雑な設計したよな~。

テラスにもアート作品が。

青いゴムチューブでつくられた作品の中に入ってみました

地階へ下ると、オラファー・エリアソン作のインスタレーション。
LEDの黄色い光で照らされた廊下は、水辺に反射し万華鏡のような不思議な雰囲気を醸し出しています。

こちらは美術館前、階段状の水庭です。

小さな噴水の出る広場では子供たちが水着で遊んでいました。楽しそう!

ブローニュの森をちょっぴり散策

帰りもシャトルバスに乗って、凱旋門で解散~

個性的でとても面白い美術館でした!
パリは古典から近代美術まで、本当に充実しています

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