メランコリーの妙薬☆
遅ればせながら…
Steps Musical『組曲楽園』の写真をアップしていきます!
まずはオムニバスの1話目【メランコリーの妙薬】☆
上段左から
お母さん役の加藤真由美ちゃん、
お父さん役の新宮崇太さん、
青年(吟遊詩人)役の清水廉くん。
下段左から
弟役の鈴木香里ちゃん、
カミリア役のわたくし。
私は病気の女の子「カミリア」という役を頂きました。
初めて台本を読んだ時からこの役を演りたくて、配役発表はとても嬉しかったのを覚えています。
でもいざ稽古に入ると、全く掴めなくて長い間路頭に迷っていました。
途中で演出も変わったし、やっと方向性が固まってきた頃にはもう稽古も終盤で、通し稽古を数回できるだけ。
劇場に入ってからやっと、少しカミリアを近くに感じられた気がします。
まだまだ模索中のカミリア。
本公演が終わってもお稽古できるなんて、幸せです。
カミリアでいられる時間を大切に、精進していきますっ〇
相手役の廉くんと。
そうそう、この物語の題名は【メランコリーの妙薬】なのですが、みんな「カミリア」と呼ぶんです。
作品のことなのに、いつも自分が呼ばれている気がしてドキドキしてました。
ナンバーのタイトルにも名前が入っていて、心臓に悪いです。
《カミリアの病気は治らない》とか《カミリアのベッドは空を飛ぶ》とか。
実はオムニバス作品の中には、他に固有名詞のついた登場人物がいません。
【メランコリーの妙薬】でも、家族はそれぞれ「父」「母」「弟」という役で、名前はないんです。
【自殺志願の男】は「男」という役。
【マネキン人形】は「マネキン」と「囚人」。
【老人とカラス】はそのまま「老人」と「カラス」。
【ノアのカップル】は「夫」と「妻」が役名です。
つまり、世の中の「男」や「老人」や「夫」を象徴するような存在なのではないかなぁと私は思っています。
ノアの夫婦が、人類を代表して宇宙へ行くように。。。
そんなミステリアスな面白さも、『組曲楽園』の魅力なのかも♪
ちなみに【メランコリー】という言葉を一番多く使っているのは、多分このお方☆