ルーヴル美術館
今日はルーヴル美術館へ。
ルーヴルはとても広いので、無闇に歩き回っても疲れるだけ。
有名どころは既に制覇しているため、毎回テーマを決めて目的のものだけ巡ることにしています。
ちなみに昨年は3枚の絵に絞りました。
https://kayoko-okamura.com/2018/02/05/ルーヴル-サン・ジェルマン/
さて、今回のテーマは
①古代オリエント美術
②3つの階段
かなりマニアックなブログです。ご了承の上、先にお進みください
①古代オリエント美術
まずはリシュリュー翼、古代オリエントから。わー!大きいー!!
メソポタミア、エジプトにまたがるオリエント全域を最初に統一したアッシリア帝国の時代。
アッシリア王サルゴン2世の栄誉を讃えて建設されたのが、首都と宮殿の門を守る守護神、巨大な人面有翼雄牛像です。
肩までかかる髪と顎髭を有する人間の頭部に、翼を持つ雄牛の身体を組み合わせた想像上の生き物として表現されています。
何だか「ネバーエンディングストーリー」に出てきそう。
やましい心で通ったら、巨像の目からビームが出て殺されるのでは…
メソポタミアやイラン、アナトリア、レバント(現在のイラクやトルコ、シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエルetc)で発掘された遺跡が、こうしてルーヴルで見られるなんて凄いなぁ
ハンムラビ法典は、バビロン第1王制6代目王ハムラビの治世末年に制定した法律を刻んだ石碑です。
楔型文字、細かい!
こちらはダレイオス1世の宮殿。
人頭有翼獅子像、首がグルリン回ってるけど大丈夫かな
②3つの階段
続いてルーヴル内にある3つの階段を巡ります。
(いや、ルーヴルに階段は無数にありますが、特に重要なのがこの3つ)
まずドゥノン翼《ダリュの階段》。
ルフェエルが第二帝政期(1852~1870)に建設した階段で、ご存知サモトラケのニケがおわします。
次に、ミケランジェロ作「瀕死の奴隷」の後ろに聳えるのが…
《モリアンの階段》です。
奥にはベンヴェタート・チェッリーニ作の銅の彫刻「フォンテーヌブローのニンフ」が飾られています。
階段の上はカフェ・モリアン。
ちなみにダリュとモリアンは建築家でも美術家でもありませんが、献身した人物の名前を残すため、ナポレオン3世がルーヴルの階段にその名をつけました。
最後はシュリー翼《アンリ2世の階段》。
前回はこの階段が見つけらなかったけれど、リベンジで今回探し当てました!
思っていた場所じゃなかった…もはや迷宮で宝探しの感覚。
ピエール・レスコーによるこの階段は、ルーヴルに残る最も古いものです。
狩猟をモチーフにした天井彫刻には、アンリ2世の「H」の文字が刻まれています。
よーし、とりあえず本日の目的は達成!
後は通りがかりに出逢った絵たちをご紹介します。
一時期どハマりしていたドラクロワから。いや今も好きですけどね!
ドラクロワ「サルダナパールの死」
ドラクロワ「民衆を率いる自由の女神」
この2作について熱く語っているブログはこちらです(笑)
https://kayoko-okamura.com/2009/10/03/ルーヴル美術館その4☆/
ジェリコー「メデューズ号の筏」
フェルメール「レースを編む女」「天文学者」
レンブラント「ダビデ王の手紙を手にしたバテシバの水浴」
レンブラント「自画像」
ラ・トゥール「いかさま師」
ラ・トゥール「悔悛するマグダラのマリア」
https://yaplog.jp/k-sweet-candy/archive/397
昔はよく迷子になっていたルーヴルですが、大分スイスイ動けるようになりました。
次はどんなテーマで巡ろうかな