サン・ピエール教会☆

パリお散歩旅日記その7。
サン・ピエール教会でございます♪

モンマルトルのテルトル広場前にある、パリで最も古い教会の1つです。

元々は殉教者サン・ドニに捧げられた聖堂があった場所。
パリ初代司教サン・ドニの伝説をご存知でしょうか?

3世紀、パリがルテチアと呼ばれローマの支配下にあった頃。
ローマ教が絶対で、キリスト教信者は異端とされていました。
布教ン・ドニは、ローマ兵士達に捕らえられ首をバッサリ落とされます。
ところが死んだはずのサン・ドニは起き上がり、血にまみれた自分の首をヒョイと抱えて、モンマルトルを越えパリの北へ布教のために7キロも歩いたのです。
草深い田舎で倒れ、百姓女によって埋葬されると、とたんにそこには麦畑が広がったとか。
証拠の首を追ってきたローマ兵達も、むなしく引き上げたと言われています。

パリでは、首を抱えたサン・ドニの絵や彫刻をよく見かけます。
一番有名なのは、ノートルダム寺院の聖母マリア門。
ズラリと並ぶ聖者達の列に、いたいた、首を持ったサン・ドニが☆

テルトル広場の賑わいの傍らで、ひっそりと静かに佇むサン・ピエール教会。
古くから地元の人々に慕われてきたあたたかさを感じます。
モンマルトルに住むたくさんの名だたる芸術家たちも、ここに通ったんだろうなぁ。

テルトル広場はキャンバスを広げる画家でいっぱい。
モンマルトルの風景画を描く人や、似顔絵描きも大勢います。

私もお気に入りの絵を見つけ、思い切って買っちゃいました!

真っ赤なパリ★

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