傾城反魂香

山の手事情社「傾城反魂香」を観に行きました。
久しぶりの四畳半。
久しぶりのルパム。
山の手独自のストイックな演技様式は、やはり面白いです
   

この作品との出逢いは、桐朋学園大学演劇科の卒業公演。
ナントわたくし“銀杏の前”という姫を演じさせて頂きました。

山の手事情社の安田雅弘さんを客演演出家としてお迎えし、劇団の全面バックアップ。
今思うと、たかだか学生の公演になんて贅沢な!!
演出助手の倉品さん、浦さんにはどれだけお世話になったことか。。。

若い頃に(いや今も若いけどね!って言い切れなくなってきた…)、山の手メソッドを学べたことは本当に幸せでした。
正直最初は安田さんの仰有ることがサッパリ分からなかったけど(失礼)、そんな阿呆学生に根気よく付き合ってくださった劇団員の皆さまには頭が上がりません。

あの卒業公演以来◯◯年ぶり(自主規制)の「傾城反魂香」、しかも本家本元。
並々ならぬ想いで、客席に座った訳でございます。

すると開演前に、舞台監督の本弘さんが客席へ会いに来てくれるサプライズ
本さんは山の手事情社の舞台監督であり、Steps時代には舞台部としてご活躍くださいました。

続いて元ふるきゃらの早川真希夫さんまで
舞台監督&役者のバンクさん、ふるきゃらツアーでは大変お世話になりました。

更に音響席を振り向けば、大学同期の大西香織ちゃんが手を振ってくれる
長年、山の手の音響オペをつとめています。

始まる前から既に懐かしさでいっぱいじゃないか、ちくしょー

さて前置き(長っ!)はこれくらいにして、いよいよ開演です。
まず、舞台美術が素敵。
山の手のセットはいつもシンプルでスタイリッシュ、抽象的で美しく、しかも多機能

物語が始まると、もう何もかもが懐かしくて。
台詞の一言一句、四畳半、ルパム…全部覚えています。
あああああ泣きそう

そして勿論ですが、私たちの公演とは比べ物にならないクオリティー。
訓練された体からして、違います。
この四畳半というスタイルは一見難解な演技様式ですが、実はとてもシンプル。
気持ちに忠実な動きになっています。
ルパムも洗練されていてカッコ良かったなぁ

原作は近松門左衛門。
愛と政治が入り雑じり絡み合い、様々な奇跡を起こしていく物語です。
女の愛って、本当にすごい。。。

観れて良かった。
素晴らしかったです

山の手劇団員のレナちゃんとは、ふるきゃらで共演しました。

音響の大西姉さん、変わらない!
卒業公演では“お辰”だったよね~。

大学でもStepsでも後輩の地曳。
ロビーで偶然再会し、一緒に帰りました(笑)

浦さんとはご挨拶したものの写真撮れなかったので、Stepsで舞台部に入ってくださった時のもの。

山の手事情社をまだご覧になったことがない方には、ぜひ一度ご体感頂きたい
ワークショップもあるそうですよ

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