ザッキン美術館

リュクサンブールまで来たついでに、近くのザッキン美術館 Musée Zadkine へ足を伸ばしました。

旧ロシア(現ベラルーシ)出身のオシップ・ザッキン。
1909年にパリへ渡りピカソやモディリアーニ、藤田嗣治らと親交を深めたエコール・ド・パリの中心的な彫刻家、画家です。
妻である画家のヴァランティーヌ・フラックスと共に暮らしたアトリエ兼住宅が、美術館になっています。

アサス通りから袋小路へ入り込む、隠れ家的なこじんまりとした美術館。
早速、ザッキンらしい作品が迎えてくれます。

緑溢れる庭には、キュービズムの枠にとらわれない生命力溢れる彫刻作品がいたるところに展示されています。

手前はザッキンが生涯にわたって取り付かれていた主題、ギリシャ神話の吟遊詩人「オルフェ像」。
左奥にある力強い作品「破壊された都市のトルソー」はザッキンの代表作です。

庭の奥の白い建物には5つの展示室があり、柔らかい光が差し込む開放的な空間の中で、年代を追って作品を鑑賞することができます。

扉の裏にも、隠れるように素敵な作品が。

ゴッホ兄弟の像を見つけました。

私事ですが、一昨年はロダン美術館、昨年はブールデル美術館、そして今年はこのザッキン美術館に足を運ぶことができました。
ロダンの弟子のブールデル、そのまた弟子のザッキンと、流れをくむ3人の彫刻家の作品を楽しむことができ、大満足であります

 

さて、ボン・マンシェを覗いたらリュ・ド・バックまで歩いてカフェでブレイク。
ついビール飲んじゃうよね~

 

この日に立ち寄った教会を2つ、ご紹介します。
サン・シュルピス教会は古く大きなカトリックの聖堂。

ドラクロワの壁画があるのですが、10年前に来た時は暗くて見えづらい絵でした。
ちなみに2009年、サン・シュルピスについて語ったブログはこちら(笑)↓
https://kayoko-okamura.com/2009/11/07/サン・シュルピス教会☆/

その後ずっと修復中で見ることができなくて、今回やっと復元された絵に出逢いました。
綺麗になってる~!色鮮やか!!

 

最後はホテル近くにある聖ウジューヌ・聖セシル教会
パリに3つしかない珍しい鉄の教会の1つです。

ステンドグラスがめっちゃ綺麗!!
外観からは全く分からないこの色彩に驚きます

こんな素敵な教会が住宅街にひっそりと佇むパリ。
人々の生活の中に息づいていています

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