ルワンダの涙☆

『boy be…』は戦争を題材にした物語です。
そこで戦争を扱った本や写真集、映画など、参考にしているのですが。

最近ミケちゃんに借りたDVDが、とても心に響きました。
『ルワンダの涙』。
アフリカの大地で100日に100万人が殺害された、「ルワンダの虐殺」を描いた作品です。

ルワンダで長年対立している部族、フツ族によるツチ族への大虐殺。
大人も子供も容赦なく、ツチ族と見ればみんな殺されました。
凶器は全て、ナタ。
死ぬまでナタで殴られ続けるのです。

ツチ族が避難所として集まった公立学校から、駐屯中の国連維持軍さえ彼らを見捨てて去る場面がありました。
国連軍がいなくなれば、残されたツチ族が全員殺されることは目に見えています。
そんな時にツチ族代表の男性が、国連軍に言った言葉が印象的でした。
「ナタで殺されるくらいなら、今ここで私たちを銃殺して欲しい」と。
断る国連軍に「せめて子供たちだけでも」と懇願する彼にだって、子供がいるのです。
自分の子供を殺してくれだなんて、どんなにやりきれない想いだったでしょうか。。。

ルワンダで起こったこの悲劇を、白人の学校長や海外青年協力隊の教師、外国人の視点から描いた作品です。

私にとって衝撃的だったのは、この事件が1994年に実際に起こった事実だということ。
1994年…決して遠い昔の話ではなく、ほんの少し前です。
お恥ずかしながら私は、全然知りませんでした。
ニュースで見たかもしれませんが、全く覚えていません。
そのくらい、遠い国の出来事で自分には関係がないことだったのかもしれません。

今も戦争をしている国があって、エジプトでは過去最大のデモがあり、またテロの危険に晒されている人たちが世界中にいます。
貧民街では麻薬が常用され、いつも死と隣り合わせ。
過去の話ではないのです。

改めて、当たり前に思っていた自分の生活を振り返りました。
毎日ご飯を食べてお風呂に入ってベッドで眠る、なんて幸せなことなんだろう。
しかも私はやりたいことを仕事にして、大好きな仲間たちと舞台の稽古をしています。
ぜ、贅沢~☆

今の私にできることは。
まず第一に、一日一日を精一杯大切に生きていくことなのかも。

あ、これって…
『boy be…』のメッセージと全く同じです。
生きている時間は、魔法の時間。
明日に希望を見出だせるような、そんな想いを皆さまにお届けできたらいいなぁo(^-^)o

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